「船乗りの命を守りたい」民間気象会社ウェザーニューズ誕生の原点
「これからの予報はグラスルーツだぞ!」「上から目線でやるなよ。」「みんなと一緒に作っていくんだよ。」「みんなの気象台だよ!」
日本で最も使われている天気アプリを運営する民間気象会社「ウェザーニューズ」の誕生のきっかけは、50年以上前に福島県いわき市で起きた悲惨な海難事故にあった。

1970年1月。大阪港が荷役混雑のため、安宅産業の用船担当の石橋博良氏は、空光丸に小名浜港(福島県いわき市)へ変更指示。しかし、空光丸は、天候急変の爆弾低気圧にて小名浜港で沈没。乗組員15人死亡。(全国の死者25人、家屋被害5,000棟以上、船舶被害293隻)
「どうして低気圧がこんなに発達することが予測できないのか」1973、米国オーシャンルーツ社日本支社に転職。1986、オーシャンルーツ社からMBOにて買収し、ウェザーニューズ社を設立。
ウェザーニューズ社のプロフィール
天気予報アプリの累計ダウンロード数は5000万ダウンロード。
お天気アプリだけでなく船舶関係や鉄道会社、航空会社向けの気象情報、さらに放送局やコンビニなどにも気象情報を提供。
社名:株式会社ウェザーニューズ (WEATHERNEWS INC.)
本社:千葉県幕張
設立:1986 オーシャンルーツ社からMBOにて買収し設立。
創業者:石橋博良(S44米英,ESS)2010年(63歳没)
代表取締役社長 石橋知博
資本金:17億円
売上高:211億円(2023)
従業員数:約1100名
URL:https://jp.weathernews.com/
石橋博良氏のプロフィール(Wikipedia)
空光丸の悲劇から生まれた「人の命を守る」という信念は、今もウェザーニューズの技術とサービスに受け継がれている。
奥様の石橋忍子さん(S44米英、ESS)は、千葉支部会員でご健在です。
引用:
ウェザーニューズ 悲劇を機に誕生(Yahooニュース)
「船乗りの命を守りたい」民間気象会社ウェザーニューズ誕生の原点は福島で起きた悲劇の海難事故だった(福島テレビ)

